バスケットボールにフィジカルトレーニングは欠かせない

 

バスケットボールは体と体が強くぶつかる激しいスポーツのため、フィジカルを強くすることが大切です。フィジカルとは「肉体的」とか「身体的」という意味があり、スポーツ全体では「フィジカルの強さ」を「体の強さ」と表現することが多いです。ただ、フィジカルとは単に当たりの強さだけではなく、瞬発力やバランスなど全体的な身体能力を指します。

それでは実際にどのようにフィジカルを強化すればよいのか？

この方法については小中学生と高校生以上で大きく異なるため、注意が必要です。詳しくいえば骨の成長がこれからなのか、成長が落ち着いたのかで決めます。それを判断するにはX線検査で大腿骨の骨端部を撮影すると一発でわかるのですが、「骨端線」の有無で判断がつきます。練習方法のためにわざわざX線で被ばくする必要もないので、目安は小中学生は静的ウェイトトレーニング（体幹トレーニング）のみに留めて、あとは練習の中に負荷の少ないフィジカルトレーニングを取り入れるのが良いでしょう。なぜなら骨が成長していない柔らかな状態で強い負荷をかけると簡単に骨折などの大けがになってしまうからです。

高校生以上になったら少しずつ動的ウェイトトレーニングを開始し、負荷の少ない状態から始めていくと更に強いフィジカルを獲得できますので、あせらず成長に合わせたトレーニングを組んでいきましょう。

今回、紹介させていただくのはトレーニングチューブを使用した練習方法です。バスケットボールの練習にはトレーニングチューブの他にラダーやメディシンボール、リップコーンなど様々なアイテムが存在します。これらは共通して効率よくバスケを上手にするためのものです。正しく利用すればしっかりと効果が出ますので、積極的に使っていきましょう！

 

 

トレーニングチューブは練習メニューの幅が広がる便利アイテムです！

 

バスケットボールが好きでよくBリーグの試合を見に行くのですが、ほとんどのチームがトレーニングチューブを使用しています。それは様々な部位を鍛えられて使いやすく、負荷の調整が手軽に出来て安価で持ち運びがしやすい便利なアイテムだからです。

実際に商品となると丸い形や平たい形、短いものや長いものなど種類はたくさんありますが、トレーニングしたい内容に合わせて選択するのがベストです。

 

　

 

トレーニングチューブの詳細はこちら

 

小中学生であれば、このくらいの強度がちょうど良いかと思います。こちらは長いタイプになりますので、胸部に巻いた状態で一人がテンションをかけてディフェンス練習やドリブル・シュート練習をすればフィジカル強化につながります。

バスケットボール以外でも普通に大胸筋や上腕三頭筋、腹直筋・腹斜筋、ハムストリングスなどを鍛えたい方はこのチューブでも鍛えることが出来ます。

良かったら別のブログでバスケットボール以外のトレーニングチューブの使い方を紹介しているのでご参照ください。

トレーニングチューブの使い方（初心者や女性にお勧めのトレーニングについて） | Lio Pan

 

 

実際のバスケットボールにおけるトレーニングチューブの使い方

 

ここからはいくつかあるトレーニング方法の動画を紹介させていただきます。参考にしていただき、普段の練習方法に取り入れるかご判断ください。

 

コアトレーニング

少し動的ウェイトトレーニングの要素が含まれるため、出来るだけ小中学生で行う場合には負荷を弱くしてください。ですが、コアだけでなく、アジリティ強化にもつながりますので、練習メニューの参考になる動画だと思います。

 

 

ディフェンス強化

高校生になると負荷を強めにした動的ウェイトトレーニングを行ってもケガのリスクは少なくなります。小中学生でこの練習を行うと大腿骨の骨端部周辺に強い刺激が加わり、ケガをしやすくなるため、強い負荷での練習はお勧め出来ません。ミニバスのうちは接触する感覚を養う程度に使うのが良いかも知れません。

 

アジリティ（敏捷性）強化

これはハムストリングスといってお尻の周辺の筋肉をつけることで敏捷性を高めるトレーニングになります。ここが鍛えられると下半身から上半身への動きがつながり、全身を動かすための筋肉が鍛えることが出来ます。こちらは短いトレーニングチューブを購入することが望ましいですが、長いものしかない場合は二重にしたり、切って２つにしてしまう方法もあります。

動的ウェイトトレーニングのため、成長期を控えている、または成長期の真っ只中の小中高生にはお勧め出来ません。実施する場合には出来るだけ負荷の少ないゴムを選択してください。

 

バスケットボール経験者ならこれらの動画をある程度見たらこれは使えるかも！とかこういう風にアレンジすればもっと効果があがるかも！と閃きがあるはず。

自分に合ったトレーニング方法を見つけて強いフィジカルを獲得しましょう。

皆さんのこれからのバスケットボールライフが明るく楽しいものであるよう、祈っております。