「ぬい撮り」の魅力とその背景の考察
ぬい撮りという言葉はいつから?
ぬい撮りという言葉が世間に広まったのは2014年7月25日にNHK総合の「あさイチ」ではないでしょうか?この1年前にあるアニメのぬいぐるみ発売がきっかけになったと言われています。
「ぬい撮り」とはぬいぐるみを主人公にして、旅行先や日常生活の様子など、様々なシーンを撮影して楽しむことです。
もちろん「あさイチ」に放送されるということは、みなさんのぬい撮り活動が魅力的だったからに違いありません。
その後も活動がどんどん積極的になり、2017年には某おもちゃメーカーから発売された「ちょっこりさん」という商品が大ヒットし、「ZIP!」や「王様のブランチ」などでも紹介され、ぬい撮りは知名度を上げていきました。
ぬい撮りの特徴
ぬい撮りは冒頭に説明させていただきましたが、ぬいぐるみを主人公にして、旅行先や日常生活の様子など、様々なシーンを撮影して楽しむことです。友達に見せたり、SNSに投稿したりと楽しみ方はそれぞれです。その際、ぬいぐるみに動きをつけるため、針金やテクノロート、ぬいぐるみ用骨格(トイスケルトン)を使う方が大勢います。そうすることでぬいぐるみに物を持たせたり、シーンに合わせたポーズがとれ、より満足な撮影が出来るからです。
ぬい撮りの魅力とその背景(心理)について
ぬい撮りについて、SNS上で投稿している内容を調査した文献があります。
外国ではぬいぐるみは持ち主とは別の人格として扱われるそうです。日本では、ぬいぐるみを自分の代わり(アバター)として主観的に「ぬい撮り」が行われることが多いことが分かっています。そこには日本人の文化や特性が強く影響しているように思えます。
恥ずかしがり屋さん
自分の容姿が好きになれなかったり、年齢を重ねるごとに写真を撮られるのが嫌いな人は多いと思います。でもぬい撮りは自分の代わりになってくれるので、恥ずかしがり屋の人には気兼ねなく写真をとれます。コメントを入れるにもぬいぐるみが代わりに言ってくれているような形になるので、普段から言えないようなことも投稿できるのが魅力となっています。
コミュニティーが欲しい
恥ずかしがり屋さんとも関係はしますが、新しいお友達を作ったり、実際に顔を見て話すことが苦手だけどつながりを作っていたい、孤独は寂しいと思うものです。特にコロナ禍では孤独を強く感じてしまう傾向がありました。
ぬい撮りをして人に見せたり、SNSで投稿したり、コミュニティーを作ったりして共通の趣味を持った人と関わることはとても安心できますよね。
活発に行動したい
コロナ禍で活動を制限されていた時期もありました。もともとアクティブな人も外出する機会が減りました。インドアな人もアクティブな人も活発に行動したいと思っていたり、憧れたりするものです。そこでぬいぐるみというアバターを通すことによって色々な観光地、パーティー、風景で撮ってみたいと外出する機会が増えてきます。前向きで活発な行動につながるので、気持ちも明るくなります。
癒されたい
最近はキャラクターのぬいぐるみが増えていますが、昔からクマやうさぎなどぬいぐるみの優しい表情や柔らかい感触に、ただただ癒されていたいと思う方も多いです。悲しいときや寂しい時、ぎゅっと抱きしめられながら悩みを聞いてくれる存在でもあります。ストレスの多いこの現代にぬい撮りを通して癒しをもたらすことは間違いありません。
満足したい
旅行をしたい、素晴らしい写真をとりたい、自慢したい、と色々な欲求を満たしたいと考えている人も沢山いらっしゃいます。SNSは特に多くの人と効率よくつながるツールであるため、珍しい場所やしっかりとした加工を施したりして目立ちたい、自慢したいと思うのも当然の心理です。そのために色々と勉強するし、写真を撮影する知識も技術も身についていくので、とても大切な感情だと思います。
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